2022-03-31
「終活を進めたいけど、不動産をどうすべきか…」とお悩みではありませんか。
近年は、相続した家に子が住まない場合も多く、空き家になるケースは珍しくありません。
しかし、空き家を放置すればデメリットも生じるため、終活をしているうちに管理方法や解決策を考えておくことは大切です。
今回の記事が札幌市北区や石狩市、石狩郡当別町で不動産を所有される方の参考になれば幸いです。
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目次
相続を控えているけど不動産の活用予定がない場合や、終活したいけど不動産はそのままになり、空き家で所有するケースがあります。
人が住んでいない空き家は放置すると傷むのも早いため、まずは適切な管理をできるかが重要になってきます。
終活を進める間や相続後も空き家となる場合、大切な資産の老朽化を遅らせるカギは管理方法です。
管理をするときのポイントをいくつかご紹介します。
①換気
空き家の老朽化を進めてしまう主な要因は「湿気」です。
相続して誰も住まない場合など、空き家は定期的な換気で湿気を逃がし、空気を入れ換えることがとても大切です。
窓を開けるだけでなく、押し入れや靴箱など、湿気がたまりやすい場所も意識して管理しましょう。
②通水
終活に向けて家の整理を進めるときなど、水道を止めてしまおうと考えてしまうかもしれません。
しかし管理の面からいうと、水道管のサビを防ぐためにも、定期的な通水は必要です。
通水には、ほかにも空き家にとっての良い効果があり、水道管から害虫や悪臭が上がってくることを防ぐ役割も果たします。
③屋内屋外の掃除
空き家であっても、掃除は重要です。
室内を掃き掃除するだけでなく、庭の手入れもおこないましょう。
放置した空き家の庭が雑草だらけになると、害虫が大量発生し、近隣トラブルを招く恐れもあります。
住んでいない空き家の管理は手間を要しますが、相続財産である不動産の価値をできるだけ維持するためにも重要です。
④管理時にチェックしたい場所
相続人が普段住まない場合など、管理時には目で見て空き家の状態をチェックしておきたい場所がいくつかあります。
放置された空き家という印象を与えると、防犯上も良くないのでチェックは毎回おこないましょう。
こまめな掃除やチェックが空き家の資産価値を下げないためにも大切な管理方法であると分かりました。
それでは、実際に管理し続けるにはどんな手段があるのでしょうか。
「自分」で管理し続ける
相続して空き家になっている場合など、「相続人が自分で管理する」のがひとつの手段です。
自分でおこなうと費用もあまりかからないことが利点です。
一方、自分で管理するときは、事前に貴重品の荷物や搬出、補助錠の取付け、郵便箱の封鎖などの準備も必要です。
終活中に、ある程度家の整理を進めている場合など、準備は軽減できるかもしれません。
しかし、その後も相続人が「毎月1回から2回」訪れて、換気や通水、掃除、庭の手入れ、周辺の目視確認をおこなうことが必要になります。
「管理会社」に依頼する
なかには「相続人が遠方に住んでいるから管理できない」というケースもあります。
そのような場合、「管理会社に依頼する」という手段も選択できます。
定期的に空き家を見回り、換気や清掃などの管理を頼めるので、どこにいても安心です。
ただし、住んでいない間も費用が掛かり続けることになるので、慎重に検討しましょう。
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所有する不動産を空き家のまま適切な管理をせずにいると、さまざまなデメリットが生じてきます。
デメリットは相続人にとっても負担となるものです。
管理を怠ると、どのようなリスクがあるのかを把握しておきましょう。
空き家の管理を怠ると、資産価値が下がりやすくなることもデメリットです。
たとえば、換気をせずにカビが異常繁殖したり、窓のコーキングが劣化したことに気付かず雨漏りをしたり、フローリングの腐食やドアのゆがみなども、住まいの価値を下げる要因となり得ます。
「面倒がらず管理していれば、チェックしたときにシロアリの発生に気付けていたかも…」というような事態は避けたいですね。
こまめな管理が難しい場合など、空き家であることが見た目にも分かる状態になると、防犯上のデメリットが生じる可能性もあります。
たとえば、ゴミを投げ入れられるなど、不法投棄が連鎖するケースも見られます。
場合によっては、放火などの不審火がゴミに引火しないかというような不安もでてくるでしょう。
また、空き家には不審者が出入りするという可能性も出てきます。
防犯上のデメリットは、近隣とのトラブルに発展する恐れもあるため、終活しているうちに解決策を模索しておきたいですね。
管理をせず老朽化が進むと、瓦が落ちて近所の方にケガをさせるといった、賠償責任に迫られるリスクも気になってくるでしょう。
しかし、保険でカバーしようと思っても、空き家であることから加入できない場合や保険金がでない場合があります。
そうなる前に、終活の一環として対策を考えたいです。
空き家を放置し続けると、法律に基づいて、周囲に深刻な影響を及ぼす「特定空き家」に指定されるリスクもでてきます。
特定空き家になっても放置し続けると、最終的に行政代執行で取り壊しされることもあります。
相続人にとっては、空き家の所有だけでなく、これらの対応も負担やデメリットになります。
トラブルのない相続をするためにも、終活の一環として、不動産を特定空き家にしない解決策を考えることが肝といえそうです。
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相続後、空き家を所有するにはきめ細やかな管理をし続ける必要があり、管理を怠るとさまざまなデメリットが生じることが分かりました。
実は、このような事態を回避するために、終活の時点でできる根本的な対策があります。
終活しているときに空き家になる建物を「解体」することは、その後のデメリットをなくす対策です。
ただし、解体には費用がかかり、構造の種類によって変わりますが1坪あたり5万円から9万円ほどのコストがかかってくるでしょう。
また、建物があることで軽減されていた固定資産税が、増えてしまう場合があることが注意点です。
終活の一環として、不動産売却をしておくと、後に相続人が受け継いだ不動産を持て余して空き家になるといったこともありません。
また、相続したあとでも不動産売却は有効な対策となります。
令和5年12月31日までに売却し、適用条件もクリアすると、譲渡所得から最大で3,000万円を差し引ける「空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例」も活用できる可能性があります。
終活をスピーディーに進めたいとき、弊社のような不動産会社の「買取」を利用するのも手です。
売却額に合意いただければ、通常の不動産売却時のような販売活動も必要なく、素早く現金化いたします。
空き家を受け継ぐ、相続人に負担をかけないためにも、終活中に不動産売却や買取をご検討されることはおすすめです。
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終活をする方が知っておきたい空き家を放置するデメリットと、根本的な解決策を解説しました。
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